"いま考えること、将来を想像すること"
現代地方譚6「そこに生き、そこに在る。」
「現代地方譚」とは、2014年から高知県須崎市で行われているアートプログラム。期間中に展示される作品は、県内外から訪れたアーティストによる「アーティスト・イン・レジデンス*1」を中心に、演劇公演、短編映画上映などがある。
毎年のテーマに沿って、ジャンルを跨いだ作品の展示・発表は町全体を使って表現されるため、作品はここでしか見ることができないものばかり。
▲ 昨年行われた「現代地方譚5」の北村和也氏の作品。地域にある廃業になった銭湯に展示された。
▲昨年行われた「現代地方譚5」の碓井ゆい氏の作品。旧邸の和室を利用し、広々と展示された。
さらに第6回目の開催となる今期のテーマは「そこに生き、そこに在る。」
人々の生活を豊かにしてきた「文化」。文化が発展すればするほど追いやられていく「自然」。この一見、対照的に見える「文化」と「自然」に様々なアーティストが向き合い、これからも、この場所に存在し続けるための“歴史と今”を表現していく。(詳細はこちら)
*1 アーティスト・イン・レジデンス(通称:AIR)
アーティストが高知県須崎市に一定期間滞在し、住民との交流・地域資源の活用に取り組みながら作品の制作を行い、その成果を展示・発表するアートプロジェクト。
2014年より地域再生の新しい手段として「文化的な豊かさを育むことで地域に新しい価値を生み、素通りされない街をつくりたい」という想いからプロジェクトを開始。これまで延べ30名以上のアーティストが参加している。